Home / タイ / ミス・タイランド2014の怒り

ミス・タイランド2014の怒り

タイ人女性のレイプ被害に関する衝撃の報告書

国家警察局と国立研究所が発行した共同報告によるとタイでは毎日87人の女性もしくは子供がレイプ被害にあっているとのことです。それは時間に直すと16分に1人の計算となります。

それらは報告されたレイプ被害のみの数字となり、実際はこれよりも大幅に多いことが予想されます。2009年から2013年の間は平均で年間3万件のレイプ被害が報告されており、それは1日82人もの人がタイでレイプ被害にあっていることを意味します。

Paweena財団、女性と子どものための保護機関に報告された656件のレイプ被害にあった被害者の年齢は18ヶ月から85歳までおり、それらの60%は大学の学生や学校の生徒でした。

調査の結果、レイプ犯となる加害者は主に

1. 継父

2. 友人

3. 隣人

だったということです。

研究所のレポートではタイの女性や子供に対する暴力の主な原因を説明しています。

1.メディアの影響(女性をレイプするシーンを含んだテレビドラマなど)

2.薬物やアルコールの影響

3.タイ社会における男尊女卑の風習

4.自身が子供の頃に虐待を受けた経験

5.タイ社会における女性の地位の低さ

6.精神不安定

7.タイ社会における女性に対する尊敬の欠如

死刑は15歳未満の女性や少女を強姦した場合、または殺人、銃や爆発物を使用した場合に事件の重要性によっては適応される可能性があります。

しかし、1999年以降は死刑回避の流れで、最高でも終身刑、重罪でなければ早期釈放や恩赦が一般的となっています。その為にいくつかのレイプ犯罪は殺人という最悪の結末に至ります。犯罪者は証拠隠滅の為に被害者を殺害するケースがあとを絶たず、その後も犯行を繰り返します。

最近ではレイプや殺人を犯した犯罪者には死刑を適応するように求めるキャンペーンがタイ各地で行われるようになりました。

財団は多くの場合、レイプ犯が教育を受けた人間であることを発見しました。彼らはお金を借りた女性を使って操作し、利用することができました。その女性のほとんどは信頼した人間により悪用され、人身売買や強制的に風俗で働かされたりします。多くの犠牲者はだまされたり、恐喝され強制的に人権を奪われます。

タイの社会全体ではそのような暴力を許容範囲として受け入れ始めています。昨年、17歳の女子学生が彼女の友人の1人にレイプされ、その様子を加害者がスマートフォンのカメラで記録し、被害者を脅迫するために利用しました。また他では7歳の少女がレイプされ、妊娠中の女性が性的暴行を受けました。25歳の英国人女性は観光に訪れていたタイ北部の町パイでレイプ被害に遭いました。タイ警察は被害者とカップルであったという容疑者の話を信じ込み、彼女が被害にあった時酔っ払っていたことを理由に事件にも取り上げませんでした。13歳の少女が鉄道労働者によってレイプされ、その後、移動する列車に押し出され、下敷きになり、殺されました。容疑者である男性は酔っていたということを理由に自己弁護しました。

これらはタイの現行の法制度が性的暴行やレイプの被害者を守るには十分ではないことを表しています。被害にあってからの刑事プロセスの進行は非常にゆっくりで、大半は被害者がわずかな慰謝料で妥協しなければならなりません。被害者の支援機関はリソースが不足しているという理由で効果的な法的支援を提供することはできていません。そして何より警察が興味を持っていないようです。 最近では負傷した女性が警察署に駆けつけたところ、待たされただけで保護を受けなかったということまで報告されています。国の状況はこの時点で正常ではありません。

元ミスタイ・ワールド2014であるNonthawanMaeyaThonglengは、法律の変化を求めるポスターをInstagramに表示し、コメントしました。『私はいつも考えていました。より厳格な法の適応をお願いします。』

このような法律上の変更を行うためにタイの軍事指導者に呼びかけるオンライン社会運動のウェブサイトChange.org上の請願書は1日でほぼ15000の署名を集めました。

請願書にはこうあります。

『いったん逮捕された犯罪者は、通常赦免で刑務所から解放されます。彼らは外に出たとき、再度罪を犯す。何度も何度も。タイの司法権が神聖ではなくなるまで。』

軍事政権のスポークスマンであるWinthai Suvaree大佐はその指導者であるPrayuth Chan-ocha軍司令将軍が同様の事件の発生を防ぐために、安全対策を十分に模索し、迅速に犯人を起訴するように警察当局を促し、関係機関に呼びかけたと述べました。

しかしながら、2009年以来、女性への性的暴力は公共の関心事であるにもかかわらず、現在も被害者の数は低下していません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です