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液体窒素の冷凍保存容器に入った精液を検査する税関当局者たち
The Nation|20日、液体窒素の冷凍保存容器に入った精液を検査する税関当局者たち

タイからラオスに冷凍保存された精子を密輸 タイ人の男を逮捕

タイから隣国のラオスに、凍結した精液を液体窒素の冷凍保存容器に入れ違法に持ち出そうとしたタイ人の男が20日、タイ東北部(イサーン地方)ノーンカーイ県にあるタイ・ラオス友好橋の国境検問所で摘発された。冷凍保存容器を使い精液の入った6本のビンを密輸しようとした疑いで逮捕されたタイ人の男(25歳)は容疑を認め、不妊治療などを行うタイの病院から代理人経由で精子を預かり、ラオスの首都ビエンチャンの病院に運ぶところだったと供述している。また、男はこれまでにも冷凍保存された精液管をラオスのクリニックに12回、カンボジアの病院とクリニックに13回運んだことを認めているという。税関当局によると、男はたびたび大きなスーツケースを持って国境を越えていたため、監視対象になっていた。タイでは2015年に営利目的での体外受精による代理出産を禁止する法律が施行され、精子や卵子を売買する行為は正式に違法となった。違法な代理出産ビジネスが蔓延したことが背景にある。現在、タイの法律では原則として、代理出産をタイ国籍の法的婚姻関係にある夫婦と、その親族の代理母だけに認めている。今まで代理出産ビジネスの主な顧客であった外国籍の夫婦は代理出産はできないと定められた。そのため、代理出産の斡旋業者はラオスなど周辺国に手を広げ、ラオス人やカンボジア人の代理母に出産させるケースが増加している。

タイの保健省は21日、この事件を受けて、取り調べで名前の挙がったバンコクにある4つの病院の調査を開始した。このうちの1つの病院、ART不妊治療クリニックでは代表者による記者会見が行われ、押収された精子の一部が、先週、中国人とベトナム人の患者が病院から持ち出したものである可能性があることを認めたものの、国外への持ち出しは違法だと説明したとして、事件への関与を否定した。

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