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2016年11月26日にF1グランプリを観戦するためアブダビを訪れたウォラユット・ユーウィタヤー容疑者(35)
XPB Images|2016年11月26日にF1グランプリを観戦するためアブダビを訪れたウォラユット・ユーウィタヤー容疑者(35)

「レッドブル」創業者の御曹司に逮捕状発付へ

28日、南バンコク刑事裁判所は、人気栄養ドリンク「レッドブル」の創業者の孫でタイ有数の富豪一族の御曹司として知られるウォラユット・ユーウィタヤー容疑者(35)に対し、危険運転致死などの容疑で逮捕状を発付した。ウォラユット・ユーウィタヤー容疑者は2012年9月3日午後5時半ごろ、高級外車のフェラーリを運転中にバイクに乗っていたトンロー警察署の警察官をスクンビット通りのソイ47付近ではねて死なせ、そのまま逃走するという死亡ひき逃げ事故を起こした。容疑者は一度逮捕されたものの保釈され、その後、海外に生活の拠点を移し、検察からの度重なる出頭要請を理由をつけて拒否し続け、これまで裁きを免れてきた。事件後も「レッドブル」御曹司のウォラユット・ユーウィタヤー容疑者の派手な生活は度々メディアに取り上げられている。検察当局によれば、負傷者救護義務違反が今年の9月3日、危険運転致死傷罪が2027年9月3日で時効が成立するという。スピード違反を含むいくつかの公訴はすでに時効を迎え失効しており、早急な逮捕手続きが求められている。

タイの「レッドブル」御曹司の起こしたこの事件は、政治の腐敗と汚職、エリート階級が享受する特権、タイの社会構造を浮き彫りにし、それに対する批判が国内外から相次いでいる。しかし27日、ウォラユット・ユーウィタヤー容疑者が8回目となる出頭要請を拒否(無視)したことから、トンロー警察署はタイ南バンコク刑事裁判所に同容疑者の逮捕状を要請、承認され、28日、逮捕状が同容疑者に対し正式に発付された。

タイ人の「レッドブル」創業者チャリアオ・ユーウィッタヤー(Chaleo Yoovidhya)氏はタイ王国で見出したクラティン・デーン(Krating Daeng)という清涼飲料水を元に、タイ産「レッドブル」を生み出した。Forbes誌によると、2012年に死去したチャリアオ・ユーウィッタヤー氏(88歳)の資産は50億米ドルを超え、タイで3番目の富豪であると推定している。

「レッドブル」創業者の御曹司によるひき逃げ事件
ロイター|事故当日の様子

「レッドブル」創業者の御曹司によるひき逃げ事故動画(AP通信)

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