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顔面麻痺したコラートの女子高生(Before/After)
AFP通信|顔面麻痺したコラートの女子高生(Before/After)

教師の暴力行為で顔面まひになったコラートの女子高生は今

昨年8月8日、タイ北東部(イサーン地方)ナコーンラーチャシーマー県(コーラートとも呼ばれている)の学校で、授業中に体育教師が当時17歳の女子高生に対してマグカップを投げつけ、顔の左半分を麻痺させる不祥事を起こした。事件翌日、被害にあった女子高生と保護者である母親は訴状を提出するため地元の警察署に助けを求めたが、タイ王国では目上の人たちに対し疑問を投げかけることをタブーとする風習も相まって、警察は非協力的であったという。

この教師による暴力行為はメディアを通しタイ国内に瞬く間に広がり、教師の権威が非常に強いタイにおける教育システムのあり方をタイ国民が考えるきっかけになった。最終的に、学校側は教師の非を一部認め謝罪したものの、教師がマグカップを生徒に投げつけたことが、顔面まひの直接的な原因となったとの指摘については異議を唱え、治療に必要な300万バーツの支払いを拒否し、女子高生の家族に補償金として5万バーツのみを支払った。暴力を振るった教師はその後、他の学校に異動した。

顔面が麻痺した女子高生、ナルディー(Naruedee Jotsanthia)さん(18)は現在、再び笑顔を取り戻している。ナルディーさんは学校から十分な賠償金を得られなかった一方、メディアで大きく取り上げられたことによって、見知らぬ人々からの資金援助を受けることに成功し、数か月にわたって多額の費用がかかる医学的な治療やリバビリに取り組み、少しずつ完治に近づいている。

One comment

  1. 教師の処分が異動だけとはひどいものだ

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