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不敬罪で投獄中のタイの民主化運動家ジャトゥパット・ブーンパタララクサ氏
prachatai.com|不敬罪で投獄中のタイの民主化運動家ジャトゥパット・ブーンパタララクサ氏

不敬罪で投獄中のタイの民主化運動家が韓国の「光州人権賞」を受賞

韓国の人権団体「5・18記念財団」は、タイの民主化運動家でコンケン大学のロースクールの学生でもあるジャトゥパット・ブーンパタララクサ(Jatupat Boonpattararaksa)氏(25)を今年の「光州人権賞」受賞者に決定した。「光州人権賞」は韓国で最も権威ある人権賞として知られ、1980年5月18日に韓国の光州市で起こった大規模な民衆の蜂起(民主化運動)が名前の由来となっている。1994年に設立された「5・18記念財団」によって2000年に発足した「光州人権賞」は毎年、人権と民主化に貢献した人を表彰している。「ジャトゥパット氏の行動は、人権活動家や民主主義を望むたくさんの人々に影響を与えた」と「光州人権賞」審査委員会はその受賞理由を説明した。賞は当人が不在(服役中)のため、代わりにジャトゥパット氏の両親に手渡された。「私の息子は韓国の5月18日の民主化運動に触発されて行動主義者になった」とジャトゥパット氏の父親ビブーン氏は18日、受賞時に語り、人権と表現の自由は誰にとっても保証されるべきだとの見解を示した。ジャトゥパット氏は昨年12月、英BBCのタイ語ニュースサイト「BBCタイ」のワチラロンコン新国王に関する記事をフェイスブック(Facebook)で共有し、不敬罪の容疑で逮捕された。反軍事政権の学生活動団体ダオディン「Dao Din」のリーダーとしても知られるジャトパット氏は新国王が即位して以降に不敬罪で逮捕された最初の人物として、その名前は国内外に広く知れ渡った。同氏は逮捕後数回、保釈申請しているが、非公開の審理ですべて却下されている。「5・18記念財団」の当局者は今月、タイ政府に授賞式参加のためジャトパット氏の保釈を要請したが、それが受け入れられることはなかった。タイの法律の下では、王室を批判、中傷することは処罰の対象となり、不敬罪で有罪となれば3年から最高で15年の禁錮刑が科される可能性がある。

「5・18記念財団」はまた、西アフリカのブルキナファソの歌手であり、音楽を通してアフリカ諸国の社会を改革する活動を行うサージ・バンバラ(Serge Bambara)氏にその功績を評価し、特別な人権賞を贈呈した。このアフリカン人歌手は「Citizen’s Broom」という組織を設立して、他のミュージシャンと共同で「Premonition」「Revolution」「Evolution」という3つのアルバムを製作、音楽を通してアフリカに民主化を広める社会運動をリードしてきた。

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