10月19日夜、タイの首都バンコクで事件は起こりました。
バンコク市街の別居中のタイ人妻(71歳)の住宅に押しかけ、散弾銃を発砲したとして殺人未遂などの疑いで日本人の森田茂容疑者(69歳)がタイ警察に逮捕されました。弾は妻であるタイ人に当たり、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。
なんでも、森田容疑者と妻は13年前から別居中にあり、土地などの財産の分配を巡ってトラブルになっていたということです。
タイの土地や不動産などの財産の分配を巡ったトラブルだったようですが、不動産や土地に関する正しい知識があれば、未然に防げたかもしれません。
タイに住んでいれば自ずと他人事ではないようなニュースですが、なぜ最悪のシナリオに事件は発展してしまったのでしょうか?森田容疑者は事件後、「なぜ撃ったのか」という報道記者の質問に対し、「復讐です、最低な女だ。あれは人間じゃない」という発言を残しています。波紋を呼びそうな発言ですが、一度は夫婦だった事実を考えると、根の深い問題がタイ人女性と森田容疑者との間にあったことが伺い知れます。13年前から別居をしていたという事実からは森田容疑者が単なる旅行好きではなく、タイに一定期間滞在していたタイ在住者であることが伺えます。今回の事件は土地などの財産の分配を巡ってトラブルになっていたとみられていますが、不動産や土地の分配を巡って外国人とタイ人(主に女性)がトラブルになるケースは日常茶飯事です。今回のこうした事件は、タイの不動産に関する知識を正しく身につけ、事前に対策を行なっていれば、最初から起きなかったのかもしれません。タイの法律では外国人は土地を所有できないことになっています。その為、結婚するタイ人の女性名義で不動産を購入し、後でトラブルになるケースが後を絶ちません。今回の事件のようなことにならないよう、タイで不動産などを購入する際はきちんと専門家に相談するなどし、正しい情報を身につけてから望みましょう!