軍事政権のチーフ、プラユット・チャンオチャ首相 は国境なき記者団(RSF)の最新レポートで報道の自由のプレデターとして、ISIS、プーチン大統領、金正恩国家主席と並んで記載された。軍事政権発足からの2年間に行われたメディアの検閲、統制が国境なき記者団から嫌われた形となった。
情報の自由のために戦う独立したNGO団体である国境なき記者団(RSF)から発信された最新の情報には、ジャーナリストを攻撃、投獄、検閲する35人の大統領、政治家、宗教指導者、犯罪組織のリストが公開されている。報告書では、タイの軍事政権のチーフであり37代タイ王国首相のプラユット・チャンオチャ首相は2014年5月に戒厳令を導入して以来、言論の自由の統制を強め、ジャーナリストだけでなくマスコミやブロガー、役者、知識人、学者、政敵などの政権の批判者を取り締まっているとされた。同首相はこれまでに政権批判する3人のジャーナリストを投獄している。
タイは国境なき記者団(RSF)の世界報道の自由ランキングで180カ国中136番目とされた。2004年のランキングで59位にランクインしていたことを考えると、大幅な下落となった。