11月22日の夜、日本人女性が野生動物保護法違反の罪で、タイの首都バンコクのスワンナプーム国際空港で逮捕された。タイ航空のTG640便(バンコク発 – 成田着便)に生後6ヶ月の赤ちゃんと一緒に搭乗予定だった容疑者の日本人女性(44歳)は預け入れたスーツケースに32匹の亀、8匹のトカゲ、さらには15匹のアリゲーター・ワニを隠し入れ、密輸しようとした疑いがもたれている。この中には、ワシントン条約で取り引きが禁止となっている希少種も含まれており、販売目的であったことがうかがえる。女性はタイ当局の調べに対し最初は容疑を否認していたが、最後には密かに密輸しようとしたことを認めたという。希少な爬虫類が隠されていたスーツケースは、預け荷物をX線で検査していた空港職員によって発見された。希少な爬虫類が、日本でどれだけ高値になるかはわからないが、子どもを連れた女性が密輸に関わっていることは驚くべきことであると、担当した警察官は述べている。
