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バンコクでコワーキングスペースがオフィス市場と競争激化

オフィスの価値観が変わっていることは否定できない。バンコクのコワーキングスペースを歓迎する様子は、毎月の様に新聞、テレビなどのニュースで報道されています。不動産会社のJLLは、コワーキングスペースが活気づいていると見ており、より大きな戦略の一環として、従来のオフィスを持つ家主に業態変更を検討していることを発表しました。千年にも渡って続いた旧来の職場習慣を変えて、柔軟な仕事環境が求められる時代に突入しました。

バンコクでは、新しいコワーキングスペースが改装されたSiam DiscoveryショッピングセンターとHabitoでオープンする予定です。Siam PiwatとSansiriが共同開発による大規模なものですが、JLLはこの成長傾向にもかかわらず、まだ克服すべき障害があると指摘します。

JLLの調査、コンサルティングの責任者Andrew Gulbrandsonは次のようにコメントしています。

「コワーキングの供給に大手不動産会社が協調姿勢を示すには、コワーキングの基本的概念を理解する必要がある。不動産会社はコワーキングスペースの用途、空間などビジネス面の着目に集中しているが、コワーキングスペースはコミュニティーとコミュニケーションが基本であり、コワーカー同士が持つ感覚を理解すれば、魅力的なオフィスが何か自然と理解できる。」

フリーランサーや起業家の道を歩む人々からの需要がもとでコワーキングスペースが建設されました。しかし、最近のコワーキングスペースは、提供する請求書に合ったオフィススペースを探す企業を引きつけています。コワーキングスペースのスタートアップは、使用するコワーカーへの迎合ではなく、家主(または地主)の理解から始めることになりそうです。

 

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