来年公開予定となっているタイのアユタヤ時代にいた伝説の戦士を描いた歴史的映画「The Legend of the Broken Sword Hero」で、ムエタイの英雄ブアカーオ・ポー.プラムック(Buakaw Banchamekが主演として、その伝説の戦士役を演じることになった。日本では2度のK-1チャンピオンにも輝いたことでも有名なブアカーオが演じる役、プラヤー・ピチャイ・ダープハック(Phraya Phichai Dap Hak)は1700年代のトンブリー王朝時代に実在した伝説の戦士である。なんでも、ムエタイ、剣術、拳法をマスターし、ビルマ軍との戦いにおいては刀が折れてなお、敵を切り続けたという逸話をもち、プラヤー・ピチャイはその功績により、時のタクシーン王からダープハック(刀破り)と名付けられたと、歴史には記されている。タイ史においてもおそらく5本の指に数えられる伝説の豪傑を、現代のレジェンドであるブアカーオが演じるということで、タイでは公開前から話題になっている作品「The Legend of the Broken Sword Hero」はタイの映画会社Sahamongkhol Film Internationalによって制作されたもので、来年上旬頃、公開される予定となっている。2010年12月にタイで公開された映画「YAMADA〜Samurai of Ayothaya」に古代ムエタイ戦士役で出演したブアカーオは、これが2作品目の映画出演となる。前回の演技も好評だったので、今回も好演を期待したい。
