タイ王国を訪問する観光客数は来年、3.75%から5.8%に上昇するとの見通しをタイ観光評議会(TCT)が明らかにした。タイの観光産業は現在のタイの国内総生産の約10%を占める重要な産業である。タイ観光評議会(TCT)のイッティリット・キングレック会長は、2017年に最大3,440万人の観光客が訪れると述べた。今年初めに中国観光客向けの格安ツアーパッケージ(「ゼロドルツアー」とも呼ばれる)の摘発は、中国人観光客の減少に大きく寄与していないと、同氏は付け加えている。中国各都市からのチャーター便は、その後短期間で減少したが、再び戻ってきている明るい兆しが見られる。第1四半期は観光客の減少が見られるかもしれないが、第2四半期は改善するだろう。タイ国政府観光庁(TAT)は今年、3240万人の訪問者を予想している。タイ観光評議会(TCT)は来年、中国人観光客の訪問数を917万人と予想しており、2016年の890万人から増加している。タイの何世紀も前のエキゾチックな魅力は、そのビーチや金箔が施された仏教寺院によって、世界でもトップクラスの旅行先のひとつとなっている。12月31日から1月3日までの間のタイ行きフライト予約は、南北アメリカからの予約で40%の増加を示し、欧州からの予約では前年比で4%増加したことも報告されている。
