タイ当局は、タイ最大のヤミ金業者(英語:ローンシャーク)の全国的な取り締まりで一連の襲撃を実施した。この闇金融ネットワークは、グループで全体で、運転資金40億バーツ、2,000人の貸付業者、86のフランチャイズ支店があり、約17万人の借り手に融資していたとされる。タイの法務省は、12月23日に特別調査部で記者会見を行った。記者会見では、闇金融に関与したとされる2,000〜3,000人の関係者に逮捕状が出される予定であることが発表された。法務省は全国の国家平和秩序評議会(NCPO)に違法貸付事業に関与した3,000人の関係者と影響力のある人物のリストを送っていたという。借り手は、年間利率で300%まで請求された。今回の取り締まりはパトゥムターニー県 (Pathum Thani)、チェンマイ県(Chiang Mai)、ソンクラー県(Songkhla)、コーンケン県 (Khon Kaen)など全国の26カ所に及び、この襲撃により、26台の車、86台の自動二輪、様々な通貨と貴重品や現金、14種類の貨物、4丁の銃、309発の弾薬を含む箱を押収し、ヤミ金業者の28の銀行口座を凍結した。また、銀行口座には約1,500万バーツの預金があったとされる。来週、司法省の関係者、特別捜査局 、タイ王国陸軍、タイ国家警察が会談し、違法貸付業者の摘発方法について話し合いを持つ。また、国家平和秩序維持評議会(NCPO)、警官、地元当局者に17万人の借り手の押収した名簿を渡してセキュリティを提供できるようにすると、報告されている。
