チェンマイの有名な観光スポットの1つであり、タイ最大のみかん農園であるタナトーンオレンジファーム(Thanatorn Orange Farm)は、先週、所有者が法的所有権を証明するための公式文書を提出できなかった後、県による土地の差し押さえ危機に直面している。このオレンジ農園は、チェンマイのファーン郡とメーアーイ郡の2,144ライ(およそ3キロ平方メートル)の土地にまたがっている。また、この地区の6,000ライ(9.6キロ平方メートル)は3つの大きなオレンジ農園により占有されていた。農業・協同組合省のチャチャイ・サリカリヤ(Chatchai Sarikalya)氏によると、3大オレンジ農家の所有者はタイ当局に公式な所有権を証明する文書を提出できなかったという。タナトーンオレンジファームの他に土地の徴収対象となっているのは、サイトンオレンジファーム (Saithong Orange Farm)、アモーンミットオレンジ(Amornmit Orange)という農場である。サイトンオレンジファーム (Saithong Orange Farm)は3,287ライ(およそ5.25キロ平方メートル)、アモーンミットオレンジ(Amornmit Orange)は502ライ(およそ0.8キロ平方メートル)をそれぞれ所有していた。これらの土地の差し押さえはタイ政府調査団により現地調査が行われた後、発表された。今回の調査を主導した農地改革事務局のソンポン・イントン(Sompong Inthong)事務局長は、これらの占有された土地を回収し、土地のない農家に再分配することを報告している。また、オレンジの農場を運営するため、協調管理を採用すると述べた。同氏は来年、4月から5月にかけて、オレンジ農業組合が設立され、操業を開始することを期待している。農場従業員300人に対しては、協同組合に雇用され、失業することはないと述べた。
