現在、プーケット国際空港では新ターミナルの運用を見据えた大規模な改修プロジェクトが続けられていますが、それとは別にプーケット北部で開発が巨大プロジェクトの計画が噂されています。暫定的に名付けられているパンナ・アンダマン国際空港は、プーケット国際空港とクラビ空港の両方が抱える混雑緩和に繋がるとみられています。
プーケット地元メディアによれば、2,000ライの広大な土地にあるPhang Nga、Thai Muang地区に空港を建設する提案が当局に提出されていると言います。滑走路は全長3000メートルで、サムイ空港よりも長く長距離の国際便も離着陸が可能です。提案された空港建設計画には具体的なコストや収益の試算に関する記述はありません。
観光産業界の関係者からは、このプロジェクトは官民パートナーシップと民間からの投資だけで開発される可能性が高く、バンコクエアウェイズは空港施設の大規模な土地賃貸借契約について、パンガー州と話し合いをしていると報じられています。環境影響評価についてもまだ計画段階です。
プーケット国際空港の利用者数は年間で640万人を超え、クラビ空港を訪れる観光客数も180万人以上に達しており、これらの地域全体で空港利用者数の増加傾向が10年近く続いています。「Phang Nga地域のタイリゾート市場では、2016年だけで100万人のホテル客を獲得した」とCn HotelworksのマネージングディレクターはThe Nationの取材に対して説明しています。プーケットに大災害をもたらしたアジア津波の後、2005年には時計が巻き戻ったかのように300,000人近いホテル利用客が訪れました。
新しいパンナ・アンダマン国際空港は、プーケット、クラビー地域に益々多くの観光客が増加する火ダネになります。プーケットの中心地から以前は行きにくい場所であった北部地域の活性化も期待されています。
出展: DD Property