プーケットの主要観光業団体は、観光客にプーケットへの関心を活性化させ、ヨーロッパ、特に東ヨーロッパ地域や中東を含むより広範な地域に観光をアピールし、訪問者の到着を増やすための動きを開始しました。このキャンペーンは2016年9月、チェコのプラハにオープンしたTAT海外事務所で開催されたタイ観光局(TAT)会議を幕開けとして、チェコ共和国およびその近隣諸国における急速な経済成長を示す市場の潜在的可能性を引き出すため、その勢いを増しています。会議の冒頭では、TATガバナーのユータサック・スパソーン氏とTAT理事会会長のカリン・サラシン氏が担当しました。TATによる東ヨーロッパの観光誘致は、チェコ共和国、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ルーマニア、ブルガリア、ウクライナなどの国に及んでいます。
「会議では、質の高い来場者、特に新市場から長期滞在を希望する高所得をターゲットにしており、そのためプラハ事務所は我々の新たな戦略にとって非常に重要なものと認識している」とTATの東欧地域担当者は話します。2012年から2015年にかけて、中欧からの訪問者は年間平均成長率で12.85%、約203,540人から342,900人に増加しました。チェコ共和国だけの数字では、2014年の35,909人から2015年には38,998人と8.6%の増加となりました。
2016年には、この地域全体から379,000人の訪問者を見込んでいます。
また、フランスのTATフランス事務所のマーケティングスペシャリストであるPrakit Saiporn氏は、「私たちの記録によると、昨年、パリからは約30万人の観光客がプーケットを訪れており、リヨンからは80,000人、ニースからは60,000人も訪れており、今後もプーケットへのフランス人観光客の数が大幅に増加すると予想している」と語りました。「プーケットを訪問するフランス人観光客の数は、母国がテロ、政情不安、経済低迷で苦しんでいる時でも毎年増えている。今年はフランスからプーケットへの観光客が70万人に達し、前年から約8%増加する見込みだ」と、続けて述べました。
かつては、タイに訪れるヨーロッパ人といえば富裕層の高齢者で、北部地域の文化遺産を見に行くというのが主流な観光だった時期もありましたが、最近タイに来るフランス人の観光客は若い人が多く、プーケットなどのビーチリゾートに行きたいと考えています。
TATの観光客誘致は、今後もベルリン、中国、UAE、カタールなどで会議、ロードショーを通じてアジア、ヨーロッパ、中東の各地で積極的に行われます。
引用: Absolute Real Estate