Home / タイ / パタヤ / タイの海洋観光を握るレムチャバン港に豪華客船コスタビクトリア就航

タイの海洋観光を握るレムチャバン港に豪華客船コスタビクトリア就航

アジア地域で運航路線を拡大するイタリアのコスタ・クロシエール社(Costa Crociere Co)が旅客に提供するクルーズ船「コスタ・ビクトリア(Costa Victoria)」は、レムチャバン(Laem Chabang)港を海洋観光のハブ拠点として、タイの観光地、港、離島を巡る海洋クルーズツアーを実行する2000名の収容が可能な豪華客船です。

コスタ・クロシエール社が、深海港のレムチャバンにしか停泊できないクルーズ船を運航するのは初めてです。コスタ・グループ・アジアの社長であるブヒディ・ボク氏は、「タイには海上、海洋観光の需要に持続性がある」と語りました。「コスタ・ビクトリアは、アジア太平洋地域で先駆けの巨大豪華客船です。私たちは、Laem Chabang港から運航を開始し、タイで今後も継続的に事業を拡大していきます」と続けました。

コスタ・ビクトリアの船長を務めるジョバンニ・コシニ氏は、「タイは、アジア太平洋地域で最も急速に観光産業が成長している点を誇るべき」と語りました。「近い将来、海洋観光を求めるタイ人、外国人観光客からの需要に応えるため、コスタ・ビクトリアが不可欠な役割を果たすと考えています」とも述べました。

コシニ氏によると、コスタ・ビクトリアはタイのレムチャバン港から出発し、カンボジアのSihanoukville、続いてPhu Quoc島を探索しながら4泊以上のクルージングを行う予定で、その後はタイのサムイ島を経由してレムチャバン港に戻ります。定員2000人のうち1,500人がタイ人の旅客、残りの500人が外国人で、1人あたりの運賃は13,000バーツです。

コスタ・ビクトリアのタイ独占販売代理店であるJoyful Holidays Coのジェネラル・マネージャーWassana氏は、「タイ政府と観光事業者が効果的なインフラストラクチャーを構築することで、タイにおけるクルーズ船旅客ターミナルの競争力が強化されることを望んでいる」と語りました。将来的に、タイは海洋観光事業から多くの収益を生み出すことになるでしょう。

例えば、シンガポール、香港、中国などは海洋資源を活かして世界中のクルーズ船運航会社を誘致し、クルーズツアーや人員輸送、運搬などのサービスを提供しています。「タイはこの地域で外国との競争で優位に立てるほど良い港、埠頭、港湾をすでに持ち、観光客の増加が止まらない恵まれた環境だ。海上観光の分野で容易に事業拡大を可能にするプロセスが出来上がっているという認識を促進する必要がある」とWassana氏は続けて述べました。

同社は通常、世界中の売上高で平均7〜8%の伸びを記録していますが、これまで経験したことがないコスタビクトリア号の運航で、場所は観光産業の上昇が著しいタイのレムチャバン港となれば、最初の数年間で利益成長率が倍増する可能性があると考えています。

コスタ・クロシエール社(Costa Crociere Co)には、CostaとAidaという二つのブランド名の下、26台のクルーズ船を所有し、合計で72,000名分の客室を持ちます。2020年までに7台の船舶を追加する計画で、14カ国にまたがる20の事務所では27,000人が働いています。

出典: Bangkok Post News

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です