21日、4人の韓国人男性がパタヤ(チョンブリー県バーンラムン郡)の賃貸住宅でオンラインのギャンブルサイトを運営していた疑いで逮捕された。タイ警察のガサ入れを受け逮捕された4人の韓国人、チョン・ギュンジン(35)、ハン・キョリェ(26)、チェ・ソンミン(35)、ペ・ジョンファン(26)は違法なネットギャンブル(オンラインカジノ)を開催した罪で起訴されることになる。タイ警察は、8台のモニター、2台のルーター、10台のオンライン取引用のワンタイムパスワードジェネレーター、6台のポータブルハードドライブ、9ページの帳簿、4台のデスクトップコンピューターを押収した。4人は一度も会ったことがないオペレーターに雇われたと語っているという。また、営業開始から3ヶ月間、電信送金で毎月6万バーツの給与を受け取っていたこともわかっている。今回捜査を主導したチョンブリー県警のチットデチャ・ソンホン(Chitdecha Songhong)中佐は今回の捜査は、韓国人のグループがオンライン・ギャンブルに関与しているという警察に寄せられた情報提供を元に実施されたことを報告した。容疑者である4人の韓国人男性は、法的措置のためにバンラムン警察署に引き渡された。
タイ警察の統計によると、2015年の上半期には40人以上の韓国人が賭博サイトを運営していたとして逮捕されている。容疑者の多くは、コンドミニアム、マンション、アパート、ホテルの部屋を借りて、違法な賭博サイトを自国に住む韓国人相手に提供していた。タイでは、1935年のギャンブル法の下でオンラインギャンブルの運営に関する刑罰は3ヶ月から3年の懲役、もしくは500から5,000バーツの罰金刑に処せられる。韓国では、これらの犯罪は犯罪組織の一員に属すると分類され、事業者は最悪、終身刑となる場合もあり、タイとは大きな温度差がある。このように韓国では犯罪に対しての刑罰が年々厳しくなっているため、違法サイトの運営にタイを選ぶ韓国人が後を絶たない状況となっている。