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北米から観光客急増にTATとエバー航空が協力合意

タイ政府観光庁(TAT)と台湾の航空会社エバー航空(EVAエアウェイズコーポレーション)は、共同で米国とカナダからの訪問者を増やす観光プロモーション戦略に取り組むことを目的としたMOU(Memorandum of Understanding)に正式に署名しました。

TAT長官のYuthasak Supasorn氏は、「このMOUは、最も重要かつ急速に成長するであろう北米の観光客をターゲットにしています。エバー航空は、現在、米国とカナダからタイへ行く直行便がないため、MOUは北米とアジアの間にとって不可欠なリンクになります。タイはエバー航空を利用した観光を先導します。タイの観光スポットについて各地でキャンペーンを実施し、2017年以降の訪問者数をさらに増やす計画です」と語ります。

MOU調印式に続いて、エバー航空の代表者とYATのアジア北米市場ディレクターによるプロジェクト実施会議が開催され、短距離および長距離市場向けのマーケティング協力について協議をする予定です。

エバー航空は現在、西海岸のロサンゼルスから毎日3便、サンフランシスコから毎日2便、シアトルから毎週10便、カナダのバンクーバーから毎週5便と他2便を含み、北米と台湾の間で毎週80便の運航を行っています。東海岸の都市からは、カナダのトロントから週5便とアメリカのニューヨークから毎日2便です。アメリカからは他にもヒューストンの毎日1便と、シカゴの週4便があります。

エバー航空は、近年に台北とバンコク間で定期便数を週17便から週26便に増加しており、何時でも台湾からバンコクへのフライトにアクセスすることができます。これは、旅客のうち約50%を占める北米とヨーロッパからバンコクへ向かう長距離フライト乗客からの需要です。

エバー航空のスポークスマン、ゴールデンコウ氏は、「このMOUは、タイを台湾観光客の短距離目的地として、また北米からの旅行者のためには長距離目的地としてタイを促進するために、TATとEVAエアウェイズの間で重要な協力関係になる」と述べました。

TATは、カナダに新たな事務所を開設し、タイ王国を旅行に訪れたいカナダ人観光客に後押しをします。

2015年には、米国市場から827,110人の観光客が訪れ、前年より12.61%増加しました。そのうち50.44%は西海岸から、49.56%は東海岸からのフライトで訪れています。この地域からの観光客は、1日あたり平均146.63ドルを費やし、滞在期間は13.38日です。

2016年は1月から11月にかけて、合計で北米市場から1,236,694人の観光客がアメリカからタイを訪れ、2015年と比較して13.36%増加しています。この増加した人数のうち859,838人が米国(12.32%増)、216,768人がカナダから(7.31%増)のフライトで訪れました。

出典: Pattaya Today

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