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ビザラン規制の新ルールがタイ王国・南部の県ソンクラーの観光業に襲い掛かる

シンガポール、インドネシア、ブルネイからの訪問者に影響を与えるビザランを規制する新しいルールは、賑やかな国境の町ソンクラー県の観光業に打撃を与えた。このルールは陸路で出入国を繰り返しビザなしでタイに滞在する「ビザラン」を牽制したもので、タイ入国管理局は国境を接する国からの査証免除(ビザなし)措置を利用しての入国を暦年で2回までとする旨の内務省令を昨年12月1日付けで官報に告示した。昨年12月31日から施行された同措置により、3つのアセアン諸国と46カ国の訪問者は、陸路でタイに2回以上旅行する場合、観光ビザを申請する必要がある。

ソンクラー観光産業協会会長のスラポール・カンパラノンワット(Surapol Kampalanonwat)は2月3日、現状を心配し、シンガポール、インドネシア、ブルネイの観光客の90%以上が車とバスでソンクラーへ旅行していると指摘しなければならないと述べた。タイ王国・南部の県ソンクラーは2015年、シンガポール、インドネシア、ブルネイから約20万人の観光客を迎え、陸上検問所を経由して16億バーツ以上を生み出している。現在、ソンクラー県の中心都市であるハートヤイ(ハジャイ)とシンガポールの間には毎日1便しか飛行しておらず、インドネシアとブルネイからソンクラーへの直行便は1便もない。インドネシアからのソンクラーへの訪問者数はここ数年で増加しており、国境地帯の観光関連ビジネスに重点を置くソンクラー県は、ビザ規則を見直すよう現在、タイ政府に要請している。

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