チョンブリー当局は違法営業の疑いで、パタヤ市内にある30軒のホテルに対し、営業停止命令を下した。
13日の午後、バーンラムン郡の地区関係者はパタヤビーチ沿道にあるビーチフロント・リゾートホテルとバブーナ・ビーチ・フロント・リビングの2つのホテルを抜き打ち検査した。
2つのホテルはそれぞれ40部屋と39部屋があり、ホテル業の営業ライセンスが必要であるにもかかわらず、ホテルの正式な営業許可証を所持していなかったため、営業停止処分が下された。タイの法律では4部屋以上、20人以上を収容できる施設はホテルの営業ライセンスの取得が義務付けられている。バーンラムン郡のNaris Niramaiwong郡長によると、パタヤには1,000以上のホテルがあると言われているが、正式な営業ライセンスをもつホテル経営者はごく一部で、正式に政府の許可を得て営業しているホテルは現在、239軒ほどにすぎないという。
法律に基づき、営業ライセンスを所有するホテルの運営者は、安い料金を提供している違法なホテルとの競争に巻き込まれ、状況は芳しくない。これまでのところ、パタヤでは30軒のホテルが営業ライセンスを持たないために、営業停止という重い処分が下されている。ホテルの無許可営業を行っていた事業者たちには、最高1年の懲役刑もしくは10,000バーツ以上の罰金が科されることになるが、営業ライセンスを取得し、法的な手続きを踏むことで、再度、営業を再開することができる。