MRTパープルラインの週末搭乗者の運賃は、乗客数が数ヶ月減少した後、定額に引き下げられることが決定した。通常時14 – 42バーツの範囲の料金は、改正後、週末・祝日には、成人の場合は15バーツ、学生の場合は14バーツ、子供の場合は8バーツと、乗車区間に関係ない定額料金となる。新しい運賃は、単一旅券とストアドバリューカード(電子マネーの一種)の両方に適用される。MRTのパープルラインはバンコク北のバーンスー区タオプーン駅からノンタブリ県のクロンバンファイ駅までの23kmを運行している。MRTパープルラインは2016年8月にオープンしたが、思ったほどに業績は上がらず、今年1月の1日平均の乗車人数は20,150人ほどと業績不振に陥っている。
タイのポスト・トゥデーによると、パープル・ラインの1日の稼働費用400万バーツに対し、パープル・ラインの過去6ヶ月間の1日の売り上げは48万4千バーツほどにとどまり、大きな損失を計上している。MRTパープルラインの業績不振はバンコク中心部へと抜けるためのMRTブルーライン・バンスー駅との接続が完了していないことが主な理由だと言われている。現在通勤者は、2つの電車の間を移動するために無料のシャトルバスを利用する必要があり、これが利用者を減らす原因になっている。先週、関係者はMRTパープルラインとMRTブルーラインを繋ぐ建設計画にサインをした。完成は今年の8月を予定しており、2つの路線が接続されると、乗客数は20%増加することが予想されている。
