今年、エラワングループは22億バーツを投入し、9つのホテルを建設予定
タイの大手ホテル企業Erawan Group Plc(ERW)は今年、タイとフィリピンに9軒のホテルを建設するために22億バーツを投資する計画を発表した。9軒の新しいホテルはHop Innブランドでオープンさせる予定であり、8軒はタイに、1軒はフィリピンに建設する。同社の収益は昨年、56億バーツであった。今年は昨年と比較し10%以上の収益増を目標としており、投資総額のうち56%はタイに、28%はフィリピンに、残りの16%は資産改善に費やされると、エラワングループのカモンワン・ウィプラコーン社長は語っている。同氏はプミポン国王崩御によるタイ国民の服喪期間と「ゼロドルツアー」による中国人観光客の減少により昨年、第4四半期は停滞したものの、今年は回復し、外国人観光客が再びタイに舞い戻るという見解を示し、「1月以来の強い観光業の回復により、今年は全体的にホテルの客室料金が引き上げられると予想している。」と述べた。
タイは昨年、外国人観光客の訪問者数を3260万人とし、アセアンではトップ、世界でもトップ10入りした。今年は6%増の3440万人の外国人観光客を迎え入れることを期待している。
また、大手ホテルグループのErawanは今年後半にSukhumvit Soi 4とSoi 24に2つの新しいホテルプロジェクトの建設を開始する。スクンビットソイ 4には318室のNovotelとIbisブランドホテルを2018年の第4四半期に、スクンビットソイ 24には500室のMercureとIbisブランドホテルを2019年の第4四半期に、それぞれオープンさせる予定である。