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食用の淡水魚、ナイルティラピア
タイ料理、食用の淡水魚ナイルティラピア

プミポン前国王と天皇陛下の感動エピソード

天皇皇后両陛下は今月5日夜、皇太子夫妻の時代から親交のあったプミポン前国王の弔問のため、公式訪問していたベトナムからタイの首都バンコクに立ち寄られた。バンコクではワチラロンコン新国王と会見し、プミポン前国王の死に哀悼の気持ちを伝えられた。

天皇皇后両陛下とプミポン前国王の長きに渡る親交はタイ人たちの間でも広く知られ、タイの人々に親しまれる食用の淡水魚、ナイルティラピアは、両陛下とプミポン前国王の親交の深さを象徴する最も代表的なエピソードとして、有名である。タイ語で「プラー・ニン」と呼ばれるナイルティラピアはタイ全国で養殖され、値段も安いことからタイの食卓に欠かせない食材となっている。

このナイルティラピアがタイで普及するきっかけとなったのは昭和39年、天皇陛下が初めてタイを公式訪問されたときだった。「食糧難から国民を救う育てやすい魚を探している」とプミポン前国王から相談された天皇陛下は日本帰国後、成長が早く丈夫な魚として、ナイルティラピアの稚魚50匹を寄贈された。この稚魚をプミポン前国王はみずからが宮殿の池で繁殖させ、その後、各地の農家や養殖業者に無料で配られた。

宮殿の池では、今でもナイルティラピアが育てられている。繁殖した稚魚は月に1度、無料で農家や養殖業者に提供され、ナイルティラピアの養殖は全国に広がっていった。天皇陛下とプミポン前国王の友情と思いやりがタイにナイルティラピアをもたらしたといえる。

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