タイ東部チョンブリー県シーラーチャー郡にある動物保護センターで飼育されている25歳の雌のアオウミガメの体内から915枚のコインが発見される珍事件が起きた。

貯金箱を意味する「オムシン」と名付けられた亀は動物保護センターで飼育されていたが、泳ぐことがほとんどなかったため、検査のためチュラロンコン大学の獣医学科に送られた。検査ではこの亀の体内から大量のコインを発見され、今月6日、 7時間にも及ぶ除去手術を受けた。手術で摘出したコインは915枚にも上り、総重量は5kgであった。コインは幸運を祈って来園者が池に投げ入れたもので、それを「オムシン」が飲み込んだとされる。チュラロンコン大学の獣医学教授は全快が確認できるまでに約1カ月を要し、約6カ月間の治療が必要であることを報告した。また、タイの市民に対し、池にコインを投げ入れないよう注意を促した。