タイ当局は18日(土)の朝、タイ中部のパトゥムターニー県にある反独裁民主戦線(UDD)の事務所を家宅捜索し、大量の銃器、弾薬、爆発物等を押収した。
2006年のタイ軍事クーデターによって失脚したタクシン元首相の支持者を中心としたタクシン派で構成され、赤色の衣類を身につけてデモ活動に参加する構成員が多いことから赤シャツ隊とも呼ばれる反独裁民主戦線のリーダーの一人、ウティポン「コティー」コチャタマクン(Wutthipong “Ko Tee’’ Kochathammakun)の自宅を18日の朝8時、警察と軍隊によって構成されたチームが急襲した。タイ中部のパトゥムターニー県にあるこの2階建ての家は反独裁民主戦線(UDD)のラジオ局としても運営されており、同容疑者がパーソナルDJを務めていたという。タイ当局の行った捜査では大量の銃器、弾薬、爆発物などが発見されたものの、同容疑者は自宅におらず、確保には至っていない。そのため、警察は家にいた管理人の男を重要参考人として警察署に連行した。