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日本電機(NEC)自動車製品の生産拡大のためタイに新工場を建設
Nikkei Asian Review|現在、ナワナコン工業団地に建設が進む日本電機(NEC)の新工場

日本電機(NEC)自動車製品の生産拡大のためタイに新工場を建設

日本の大手電機メーカー日本電機(NEC)は数十億円を費やし、タイ中部のパトゥムターニー県ナワナコン工業団地に新しい工場を建設予定である。2つの工場に分かれていた電話交換機や車載製品の事業を統合し、2020年までに売上げ高を400億円(約120億4000万バーツ)に倍増することを目指している。同社は自動車システムの電子化が進むなか、需要の拡大を見込んで自動車製品の生産を拡大すると発表した。NECグループの主要子会社である情報機器メーカーのNECプラットフォームズが主導で開発に当たる。総床面積2万4,000㎡の3階建ての工場は5月末までに完成予定で、11月の稼働を目標に現在、準備が進められている。また、既存の2つの工場のうち、1つの工場は閉鎖され、もう1つの工場はオフィス棟に改築されるという。オフィス棟も含めた新工場の総床面積は3万㎡となり、現在の総スペースより約40%も大きい。およそ30年前に建設された2つの工場は2011年の大洪水によって一部浸水し、改修工事を施したものの老朽化が目立っていた。

タイはNECプラットフォームズ の東南アジアで唯一の生産拠点となっている。過去には主に電話交換機を生産していたが、最近は電子制御ユニット(ECU)などの自動車製品の生産に移行している。タイの新工場では、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術を導入し、生産性と効率性を高める計画がある。

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