タイ北部のメーホンソーンやパーイで山岳地帯に住む少数民族タイ・ヤイ族(シャン族)の9~10歳の少年達が一斉に出家をする伝統儀式「ポイサンロン」が4月1日(土)から3日(月)まで執り行われる。「サンロン」とは、僧侶になる前の身分を指す言葉。毎年3月~4月に行われるタイ・ヤイ族の托度式(出家セレモニー)は国内外でも人気がある。
カラフルな民族衣装を身に着けた丸刈りにされた出家した少年たちを中心にこの時期、メーホンソーン県を中心に各地がお祭り騒ぎとなる。独自の文化と風習を感じることができるタイ・ヤイ族(シャン族)の伝統儀式「ポイサンロン」にはメーホンソーン市内だけで200人以上の少年がこの儀式に参加すると言われている。タイ政府は現在、この人気伝統儀式「ポイサンロン」をユネスコの無形文化遺産へ登録してもらうよう申請を行っているという。