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タイ徴兵検査のニューハーフ(トランスジェンダー)問題
Thai Rath|Monthana Chuthatus

タイ徴兵検査のニューハーフ(トランスジェンダー)問題

タイ王国の男性は21歳までに一度は徴兵検査を受ける義務がある。徴兵は「くじ引き」によって決まり、赤紙を引けば軍隊へ、黒紙を引けば免除となる。徴兵制のもと、くじ引きで兵役に就くかどうかが決まるユニークな選抜方法だ。「当たり」である黒紙を引いた場合は2年間の兵役が決定するため、タイ人の若者はこの日、一喜一憂する。戸籍上の男性すべてが徴兵検査の対象となるため、毎年、ある問題も生じる。タイの法律では戸籍上の性別を変更することができない。そのため、ニューハーフ(トランスジェンダー)であっても戸籍上の性別が「男性」である限り、徴兵検査や兵役のくじ引きに参加しなければならない。多くは検査には参加するが、兵役にはつけないと判断され「くじ引き」が除外されるものの、トランスジェンダーの権利擁護団体は戸籍上の性別の変更を認めるなどして「女性」たちが屈辱を受けなくても済むように状況を改善するよう、タイ当局に対し要求している。

毎年、徴兵検査に訪れる美しいトランスジェンダーたちが、会場や地元メディアをにぎわせている。今年、最も注目を集めたのはタイ東部チャチューンサオ県の検査に参加したモンタナ(Monthana Chuthatus)さん。あまりの美貌に、会場にいた警察官がたまらずフェースブックに写真をアップさせたことから、全国的に有名になった。

2 comments

  1. タイ政府には是非トランスジェンダー部隊の設立を検討していただきたい

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