24日、タイ南部の観光地プーケット島で、21歳のタイ人男性が11ヶ月の幼い自分の娘を殺害する様子をフェイスブック・ライブで生中継した後に自殺するショッキングな事件が起きた。
タイ警察当局によると、プーケットのナイトンビーチ(Naithon Beach)近くにある現在廃墟となっているホテルで24日夕方ごろ、ワティサン・ウォンタレイ(Wuttisan Wongtalay)容疑者(20)は11ヶ月になる自分の赤ちゃんの首をつって殺害する様子をフェイスブック・ライブに2回にわたって投稿し、その後、自分も首をつって自殺した。事件現場はプーケット空港にもほど近い場所にある。動画は削除される25日の午後5時頃まで、約24時間にわたりフェイスブックに掲載され、閲覧可能であった。赤ん坊の母親でもある交際相手と口論した後の犯行だったとみられている。容疑者の親族や友人は問題の映像を見て、すぐさま警察に通報したが、地元警察が現場に到着したときには既に手遅れだったという。翌日25日、亡くなった娘とその父親の遺体を引き取りに、赤ん坊の母親と親族が地元の病院を訪れる映像がタイのテレビ、チャンネル3で放送された。
Facebookは、今月、米オハイオ州クリーブランドで男が路上で銃を使って人を殺害する様子をフェイスブック上でライブ配信したことを受け、ライブ動画の投稿手続きについて見直す方針を示していた。男は逃亡の末、自殺している。今回、タイで起きた事件はその矢先の出来事であった。