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タイの女優アンナ リーズ 当て逃げ事件直後の様子
sanook|事件直後の警察署での様子

タイの女優が飲酒運転で当て逃げ 過去には死亡事故も

20156月に飲酒運転で人身事故を起こした疑惑のあるタイの英国人女優アンナ・リーズ(30歳)さんが22日深夜、飲酒運転による当て逃げ容疑で逮捕された。バンコクのフワイクワーン区にあるパブでお酒を飲んでいたアンナ容疑者は、自家用車のBMW Z4に乗り駐車場から出る際に、三菱自動車の乗用車に衝突し、前部を破損させ、そのまま現場から逃走するという当て逃げ事故を起こした。

22日午前2時頃、バンコクのフワイクワーン区にあるパブで女性客が酔って暴れているという通報がフワイクワーン警察署に寄せられたことが逮捕のきっかけとなった。現場に到着した警察官は、店から500メートルほど離れた路上でめいてい状態のアンナ容疑者を発見し、署に連行した。パブの従業員の話によると、同女優は深夜12時ごろにパブに到着した男性と口論を始め、その後、酔いが増すにつれ店にあるものを手当たり次第に投げつけるなどし暴れ始めたという。警察官が到着する前に店を後にしたアンナ容疑者は、そのすぐ直後に、当て逃げ事故を起こした。

連行された警察署でアルコール検査が行われ、法定限度の3倍のアルコール量が検出されたアンナ容疑者はその後、20万バーツの保釈金で保釈されたが、警察当局は1ヶ月以内に起訴する方針。

タイの英国人女優アンナ・リーズ(30歳)さんは2015年、バンコク郊外でメルセデス・ベンツの乗用車を運転中に、路肩に駐車中の警察車両に衝突し、追突された車の後部座席に座っていた男性警察官1人が死亡する事故を起こしている。しかし、この事故ではアルコール検査を免れ、訴追されなかったため、限りなく黒に近い飲酒運転疑惑で済み、刑事罰を間逃れた。これに対し当時、世論からは厳しい反発の声が上がったが、被害者一家との示談(金額非公開)が成立したことで、それ以降、刑事責任を追求されることはなかった。タイでは人身事故を起こした富裕層、芸能人が訴追を免れるケースが度々起きているが、近年、世論からの厳しい批判を浴び、政府は対応を迫られている。

今回不祥事を起こしたこの女優は有名子役として、ベビー用石鹸のコマーシャルに4歳で登場するなど、テレビやドラマ、音楽業界で活躍する存在であった。

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