タイ北部チェンマイのサーラピー郡にある農場で100万バーツの軍鶏が誕生した。地元の闘鶏で3連勝の記録を持つ生後16ヶ月、体重2. 6キロの若い雄の軍鶏は「サムアン軍鶏農場(Sum-an fighting cock farm)」で誕生した。この農場では50羽の軍鶏が飼育されており、優秀な血統をもつ鶏同士の交配を行なっている。今回、100万バーツで取引された軍鶏は、タイとミャンマーの交配種にあたるという。農場所有者のチャーナローン・チューンジット(Charnnarong Chuenjit)氏(36歳)は、現地メディアの取材に対し、この鶏を1歳未満のときに購入し、80,000バーツを支払ったことを報告している。その後、地元の闘鶏大会に出場し、強い勝ちっぷりで3連勝したことにより、その市場価値を高めた。
この軍鶏の新しい所有者となった同じくチェンマイのサーラピー郡に農場をもつセクサン・ナンタ(Seksan Nanta)氏(30歳)は50万バーツから交渉を始め、最終的に100万バーツを支払うことで、合意に至った。同氏は、この軍鶏のファイトスタイルに特に感銘を受けたことを購入を決めた理由にあげた。今後は、この軍鶏と自らが所有する400万バーツに相当すると言われる雌鶏を掛け合わせ、最強の軍鶏を生み出すことを夢見ている。
