スワンナプーム空港とカオサン通りやサナムルアン(王宮前広場)の人気観光スポットを結ぶ新しいエアポートバスが2017年6月1日より運行を開始することが発表された。バンコク大量輸送公社(BMTA)が運営する新しいバス路線「S1」は、スワンナプーム空港を出発し、モーターウェイからシリラット高速道路へと西へ向かい、ヨムマラートから一般道へと入り、ラーンルアン通り 、ラチャダムヌン・クラン通り 、民主記念塔、ワット・ボーウォンニウェート 、カオサン通り、終点のサナムルアン(王宮広場)まで、バンコクの市街地を運行する。「S1」バスはスワンナプーム空港のターミナル1階7番ゲートの出口付近から、午前6時から午後8時まで45分ごとに出発し、1日10本の運行を予定している。運賃は片道60バーツと格安で、車内にはエアコンが完備されている。バックパッカーに人気のカオサン通りとスワンナプーム空港を結ぶ新バス路線は、多くの外国人旅行者にとって朗報である。
これに先立ち、5月1日、バンコク大量輸送公社(BMTA)はドンムアン空港からバンコク市内中心部を結ぶ空港シャトルバス・サービス「A3」と「A4」の運行を開始した。「A3」のバス路線は、ドンムアン空港、ディンデーン、プラトゥーナム、ラーチャプラソン、ラチャダムリ、ルンピニ公園まで、「A4」のバス路線は、ドンムアン空港、ヨマラート、ラーンルアン通り、民主記念塔、ワット・ボーウォンニウェート、カオサン通り、サナムルアン(王宮広場)まで、運行する。一般道に入ってからのルートはS1とA4でほぼ同一となる。乗り場はドンムアン空港ターミナル1の6番出口付近とターミナル2の12番出口付近の2ヶ所で、運行時間は午前7時~午後11時まで。運賃は片道50バーツ。
近年、タイ政府当局は空港などの交通インフラ整備に特に力を入れており、これらの新サービス導入により観光業の更なる活性化が期待されている。