アメリカの経済誌フォーブスは3月20日、資産総額10億ドル以上の「ビリオネア」をランク付けした2017年版世界長者番付を発表した。その後、各国の長者番付を行なっていくのが恒例のフォーブスは、フォーブス・アジアの2017年6月号に、2017年度のタイの富豪トップ50を発表した「タイ長者番付」を掲載した。このリストは、個人及びその一族の総資産でランク付けを行っている。その報告では、2017年のタイの富豪トップ50の総資産は2016年度から16%増加の1,216億ドルと推定された。
1位のCPグループの総資産は215億ドルと推定され、昨年から資産を30億ドル増やした。CPグループの創業者でもあるタニン・ジアラワノン(謝国民)氏(77)とその一族はタイで食品大手ジャルーン・ポーカパン・フーズ(CPF)や通信大手トゥルーの経営に携わっている。2位には154億ドルでアルコール飲料最大手タイビバレッジの創業者であるジャルーン・シリワタナパクディー(蘇旭明)氏(73)が、3位には153億ドルでセントラルやロビンソンといった大型ショッピングモールを経営するセントラル・グループのジラティワット(鄭)家が、4位には139億ドルで栄養ドリンク剤「レッドブル(クラティンデーン)」の創業者であるチャルーム・ユーウィタヤー氏(66)が、5位には47億ドルで免税店最大手キングパワーの創業者で、英プレミア・リーグのサッカーチーム「レスター・シティ」のオーナーでもあるウィチャイ・シーワタナプラパー氏(59)が、それぞれ選ばれた。
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https://www.forbes.com/thailand-billionaires/list/
