タイの格安航空タイ・エアアジア(TAA)は2017年8月11日に新路線となるタイからモルディブへの直行便を開設することを発表した。エアアジアの就航するモルディブ路線としては、マレーシアの首都クアラルンプール(クアラルンプール国際空港)からモルディブの首都マレ(ヴェラナ国際空港)間に次ぐ2路線目となる。また現在、バンコク~モルディブ間を就航している航空会社はバンコクエアウェイズとモルディビアンの2社のみで、今回、この路線に参入が決まったタイ・エアアジアは3社目。8月11日から、タイの首都バンコク(ドンムアン国際空港)とモルディブの首都マレ(ヴェラナ国際空港)を結ぶ1日1便の直行便は全席エコノミークラスの180座席。旅客機の機種は近・中距離向けのエアバスA320が使用される。フライトスケジュールはFD177便バンコク午前9時30分発 → マレ午前11時50分着、FD178便マレ午後0時35分発 → バンコク午後7時着の1日1往復。
日本でもハネムーン先として人気の高いスリランカ南西のインド洋に浮かぶ26の環礁や約1,200の島々から成る南国の楽園「モルディブ共和国」には昨年、130万人の外国人観光客が訪れた。しかし、タイ人の観光客はその中の16,000人ほどに過ぎず、タイからモルディブへ行く旅行者が少ないのは航空券の高さが原因だと言われていた。格安航空タイ・エアアジアの参入により今後、タイからモルディブへ行く旅行者は大きく増加することが見込まれており、現在、就航記念プロモーションを実施している同社は期間限定でこの路線を片道1,990バーツ〜販売している。