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Thairath | 狂犬病の疑いのある犬を捕獲するタイのレスキュー隊員

タイで狂犬病の死亡率が上昇、低品質のワクチンが原因か

タイ人の狂犬病死者は昨年よりも54%も上昇したことが公表された。 チュラロンコーン大学医学部の新興感染症保健科学センター長であるシラバット・ヘマチュダ(Thiravat Hemachudha)博士は、狂犬病の発生率と死亡者数の上昇は質の悪いワクチンが流通していることやワクチン自体が不足していることが原因だという見解を述べた。

「今年初めに、大規模な狂犬病が発生したというニュースに世間の注目が集まったが、時間の経過とともに多くの人々が問題は解決したと考えるようになった。が 依然として多くの地域で狂犬病が流行し、狂犬病による死亡者数は増加し続けている。」と同氏は指摘した 。それに加え「狂犬病陽性である疑いのある犬および猫のサンプルの数は減少し続けているが、これは狂犬病感染率が低下したという証拠にはならない。 狂犬病検査を受けていない潜在的に感染した動物(野犬等)が数多くいる。狂犬病対策自体にも問題がある。今年初めに1000万個の輸入狂犬病ワクチンを国全体に配布する計画があったが、未だに実現していない。したがって予防接種に必要なワクチンが不足していて古いワクチンの使用を余儀なくされている。」と現状を語った。

タイの狂犬病の発生状況
The Nation | 狂犬病の発生状況

狂犬病ワクチンを担当する畜産開発局と食品医薬品局の職務怠慢によりこういった事態になったという主張が多く見受けられるが、 畜産開発部の疾病管理・獣医サービス局のウィリヤ・ケーウトーン(Wiriya Kaewthong)局長は「畜産開発局は、100万匹分のワクチン購入だけに責任があり、残り900万個のワクチン及び予防接種は、 地方行政局の責任にある」と反論している。

ウィリヤ氏は「畜産開発局によって輸入されたワクチンは高品質だが、副作用が生じる可能性が少なからずあります」と最後に付け加えた。

現在までの狂犬病の犠牲者は2017年の11件をすでに上回り17件であり増加傾向にあるというが、その責任が誰にあるのかははっきりとはわかっていない。

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