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1,500キロメートルの道を徒歩で移動するスクシット・サパンタマットさん(39歳)
Chomthong Chiangmai|1,500キロメートルの道を徒歩で移動するスクシット・サパンタマットさん(39歳)

徒歩でタイ南部からチェンマイへ。1,500キロを移動する男の物語

8月23日フェイスブックで一人の男性が話題となった。彼の名前はスクシット・サパンタマットさん(39歳)。彼は2016年10月に亡くなった妻の遺灰をドイ・インタノン山の頂上に撒くために実に1500キロメートルもの道のりを徒歩で移動している。チェンマイ県にあるドイ・インタノン山は標高が2,565メートルあり、タイで最も高い山だ。2017年1月にタイ南部のトラン県を出発してから既に20ヶ月、目的地であるドイ・インタノンまではあと50キロメートルまで迫っている。

男性をここまで駆り立てているのは亡き妻との約束を果たすためである。彼らの夫婦は決して裕福ではなかったが「お金があったらドイ・インタノンとかたくさんの国立公園に行ってみたい」という夢があった。

しかしその夢がかなうことなく妻がなくなってしまった。

男性は妻との約束を果たすため仕事を退職し旅に出ることを決意した。資金がなかったために台車をひき徒歩での移動を刊行した。

「どんなところにいても、どんなことがあっても妻と一緒だ。だから一人で長すぎる旅路にも耐えられる。」と彼は語っている。

今では道中2匹の犬と1匹の子猫が旅の仲間に加わりバラエティー豊かなメンバーとなっている。

目的地を目前にして彼は彼女との思い出を思い出し涙していた。

その際の地元メディアの取材に「私は今でも妻と一緒に行動し、眠るときも一緒だ。だからこそ死んでしまった事実とのギャップで涙してしまう。しかし歩き続け考え続けることでいつか彼女が死んでしまったことにも納得して泣くのをやめる日が来るでしょう。」と述べている。道中、食事などの施しをしてくれる人もたくさんいたそうだ。タイの国民性を垣間見れるエピソードである。

追記:8月26日に無事、ドイ・インタノン山の山頂に到着したスクシット・サパンタマット(39)さんは妻の遺灰をまくという誓いを成就させた。連日、地元メディアに報じられたことで集まった70,000バーツほどの寄付金はすべてスクシットさんに手渡された。

One comment

  1. チェンマイラブ

    日本人は全員読んだ方がいい!これぞタイの精神を表すエピソード。

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