ユネスコは6日、タイの「水かけ祭り」として知られる「ソンクラーン」を無形文化遺産に登録することを発表しました。
タイの新年を祝う「ソンクラーン」は、元々は仏像を水で清める伝統的な儀式から始まり、今では全国的に行われる水かけ祭りへと発展しました。
この決定に先立ち、タイでは来年4月の祭りを通常の3日間から1ヶ月間に延長し、国際的な観光客の増加を図る提案が出されていました。
この延長により、1400億円以上の経済効果が見込まれていましたが、水の無駄遣いや交通事故の増加に関する懸念から、この提案は批判を受け、すぐに撤回されました。
しかしながら、ユネスコに無形文化遺産として認定されたことにより、世界的な認知度が高まりることは間違いなく、来年のソンクラーンの時期にはより多くの観光客がタイを訪れることが予想されています。