ベトナムのブオン・ディン・フエ国会議長が9日、タイ東北部ウドーンターニー県に完成した世界初の「ベトナムタウン」の開業式に出席し、テープカットを行いました。この新しいタウンは、タイとベトナムの友好関係と協力の象徴とされています。
フエ国会議長は式典で、ベトナムタウン設置を支援したタイに感謝の意を表明しました。また、同氏はタイにあるベトナム寺院やホー・チ・ミン主席の記念館を訪問し、ベトナム文化のタイへの影響を喜びました。またタイ在住のベトナム人に対し、相互の団結と両国民間の友好関係を強化するよう呼びかけました。
ウドンタニ県には約6万人のベトナム系住民が居住しており、ベトナムタウンは彼らの文化と伝統を保持するための重要な拠点となる見込みです。シサック（Si Suk）通りに位置するベトナムタウンには、ベトナム料理のレストラン、ベトナム製品の販売店、土産物店などが出店される見込みとなっています。
この新しいタウンは、タイ国内の越僑（在外ベトナム人）、隣国ラオスの越僑、そしてベトナム人観光客を含む幅広い訪問者を引き付けることを目指しています。ベトナムタウンの開業は、両国間の文化交流と経済協力を促進する重要な一歩となることでしょう。
