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事件・事故

タイでデング熱によりアイルランド人男性が重体

アイルランドのコーク在住のトラック運転手、ジェームス・バークさん(36歳)が、タイで蚊に刺された後にデング熱と診断され、バンコクの病院で重体となっています。バークさんの一家は、毎日2,700ユーロ(約10万3,213バーツ)の集中治療費を負担しており、救援を求めています。

バークさんは11月19日に帰国する予定でしたが、空港に向かうタクシーの途中で体調を崩し、後にデング熱と診断されました。彼の妹、マーガレット・クリードさんによると、ジェームズは急性腎不全、肺炎、脳出血、重度の神経損傷を患い、状況は非常に深刻です。

入院時に有効期限が切れていた休暇保険のため、保険会社が補償を拒否し、家族は経済的負担を強いられています。アイルランドへの救急航空輸送オプションは約176,000ユーロ(約600万バーツ)となるため、バーク家は彼をアイルランドに連れ戻すためにGoFundMeページを立ち上げ、資金援助を求めています。

バンコクの医師とのコミュニケーションに言語の壁があり、家族はさらに深刻な危機に陥っていると伝えられています。彼らは今、ジェームズが帰宅できるまで続く高額な医療費を支払うために、貯金を使い果たしてしまいました。

デング熱は、蚊が媒介するウイルスで、年間最大4億人が感染し、世界100カ国以上で流行しています。この悲劇は、デング熱の深刻な影響を浮き彫りにし、旅行者に対する健康上のリスクを強調しています。

写真:GoFundMe|ジェームズ・バークさん
写真:GoFundMe|ジェームズ・バークさん

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