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政治・経済

今年のタイ不動産市場は外国人が牽引

タイのコンドミニアム市場が海外の不動産投資家の注目を集めています。特に、中国、ロシア、アメリカからの投資家の間で人気が高まっていると、タイ不動産情報センター(REIC)が報告しています。

REICの報告によると、2023年の最初の9か月間で、外国人によって譲渡されたコンドミニアムの総数は10,703戸(総面積は48万7,493平方メートル)に達し、これは2022年の同期間と比較して35.6%(総面積の場合、37.6%)の増加を示しています。同様に、これらの取引の総額は523億バーツに上り、前年比で31.6%増加しました。

外国人によるコンドミニアム購入の割合も増加しており、2022年の10.8%と20.3%から、それぞれ13.6%と23.3%に上昇しました。このトレンドは、地元の需要が依然として低迷している中で、市場が外国人バイヤーに大きく依存していることを示しています。

購入者の国籍別では、中国人が最も多く、全体の46.6%にあたる4,991戸を購入しました。次いでロシア人が962戸(9%)、アメリカ人が422戸(3.9%)、台湾人が378戸(3.5%)、フランス人が372戸(3.5%)と続きました。

購入されたコンドミニアムの主な場所はチョンブリー(41.7%)とバンコク(37.5)、プーケット(6.4%)で、これらの地域が外国人投資家にとって特に人気があることが示されています。

この動向は、タイの不動産市場が外国人投資家にとって引き続き魅力的であり、今後もこのトレンドが続くことが予想されます。また、観光業の回復と経済の拡大がこの市場の成長をさらに後押しする可能性があります。

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