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社会・一般

タイ人労働者、紛争中のイスラエルへ再び出稼ぎに

イスラエルとハマスの紛争が激化する中、タイ人の多くの出稼ぎ労働者が経済的な理由からイスラエルの農地での仕事に再び従事するため、同国へ再入国しています。そのうちの1人の出稼ぎ労働者は、約2年間イスラエルで働いた後、2023年パレスチナ・イスラエル戦争が勃発した10月に一度帰国しましたが、1週間後に再びイスラエルに戻る決断をしたと、バンコクポストの取材に対し、回答しています。

労働省によると、2023年10月7日に始まったイスラエル・ハマス間の戦争勃発に伴い約3万人いたタイ人の出稼ぎ労働者のうち、約1万人が帰国、2万人ほどが残留を決めました。帰国した出稼ぎ労働者にはタイの政府による経済的支援が提供されましたが、多くの労働者はイスラエルでの収入を得るために再び戻ることを選んでいます。

イスラエル外国人労働者局は、契約を結んだタイ人労働者に対し、再入国申請なしで入国する機会を現在、提供しています。

イスラエルでの就労を希望する多くの労働者は、農業従事者であり、タイでの仕事よりも経済的に魅力的であると感じています。また、イスラエル側にとっても、農業技術の高さを理由に外国人の中でも特にタイ人労働者を好む傾向があると言われています。

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