2024年1月2日、タイ南部ラノーン県の入国管理局の建物内に拘束されているミャンマー人の不法残留者たちが抗議活動を行い、タイ当局に対し新年のために帰国を許可するよう要求しました。彼らは「行かせてください」と書かれた段ボールを持ち、建物を閉鎖して当局者の立ち入りを阻止しました。そのため、ラノーンの入国管理局は、ラノーン県警察本部と軍部特別部隊に支援を要請し、約60人の警察官が建物を取り囲む事態となりましたが、最終的に1時間近く膠着状態が続いたのち、当局者が説得する形で決着し、デモ抗議は沈静化しました。
この建物は主に、不法入国、不法滞在の罪で拘束され、強制送還を待つミャンマー人を収容するために使用されており、現在、男性210人、女性48人の合計258人のミャンマー人が送還される日を待ち侘びています。
タイ南部の県、ラノーンはミャンマーとの国境を有することもあり、毎年数多くのミャンマー人が不法入国しています。
